センターとは、エニアグラムの中で主要な3つの要素、つまりトライアドの1つを指します。このトライアドは、9つのポイントを3つのセンターに分類し、個人によって3通りの異なる方法で表現される可能性を秘めているのです。
それぞれのセンターは、感覚を通して私たちに今この瞬間に存在する接点を与えてくれます。そのためには、3つの知性のセンターすべてとの関係性を深めることが欠かせません。センターの知性に意識を向けることで、私たちは統合され、より高い次元で自分自身を表現できるようになります。その高次元のレベルでは、センターは行動、感情、思考の表現から、身体、心、頭を中心としたより高度な知性へと変容を遂げるのです。
著者がセンターに付けたその他の呼び名:
手
本能
体
直感
心
感情
人間関係
目的
頭
論理
脳
情報
センターとエニアグラムの9つのポイントの関係性については、様々な見方があります。ここでは、エニアグラムに構造的に組み込まれているフラクタルパターンの観点からセンターを探究していきましょう。センターの捉え方と解釈には、異なるけれども同等に有効な3つのアプローチがあることがわかってきました。